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夜須高原の木酢(キズ)

福岡県から佐賀県にかけて「木酢」と言われる柑橘が広く自生しています。夜須高原の「木酢」はそれらの「木酢」とは異なり、肌がゴツゴツ、種は殆どありません。呼称は同じ「木酢」ですが、夜須高原以外の「木酢」とは品種が異なる夜須高原特有の「木酢」になります。収穫は9月~12月。10月初旬までは青くスダチにも似た爽やかな香りと酸味。11月以降は黄色く色づき柔らかな優しい香りと酸味となり長い期間 旬を楽しめます。
※分類的には宮崎県のサンズ【へべす】の変種と考えられます。

 

鈴木木酢園について

「夜須高原の木酢」産地化のはじまり

鈴木木酢園の創業者(鈴木友文)が、他の地域に無い夜須高原特有の木酢を広めようと1959年に近隣の農家に有った想定樹齢80年の原木から接ぎ木用の枝を分けてもらい、年月をかけて木酢の木を増やし青果の出荷をはじめました。その後、町を挙げて夜須高原の木酢の特産化が進められ、鈴木木酢園が提供した挿し木の穂から数百本の苗木が作られ、筑前町による配布により、筑前町の特産「筑前姫酢」となりました。

初代『鈴木木酢園』

鈴木木酢園の木酢の収穫量は、平成に入り年間10トンを超える量に達し、全国に愛好者が増えていきました。しかし、創業者(鈴木友文)の高齢化と共に、平成10年以降、徐々に販売を縮小。平成19年に鈴木友文の死去により、馴染みの個人顧客への発送のみとし休園状態となりました。また農地もイノシシに荒らされ、最盛期には500本以上有った農園の木酢の木は徐々に消え、200本程度まで減ってしまいました。

新生『鈴木木酢園』

平成30年、液体調味料メーカーに勤務していた鈴木研治(次男)が木酢園の再生を志し、早期退職にてUターン、新生『鈴木木酢園』を再スタートさせます。大手食品グループのポン酢や寿司酢、ダシ等を作る液体調味料メーカーにおいて品質関連の部署を長く経験。同グループにはジャムメーカーもあり各種加工食品の製造に精通していました。そこで実家の一部を改築し、清涼飲料と缶詰瓶詰の営業許可を取得し、木酢の加工品の製造に着手しました。

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